はじめに
「還暦を過ぎて、私は一体何のために働いているの? お金を貯めて、どうするつもり?」
理想の家を手に入れ、必死に働いていた私を襲った突然の過労。点滴を受けながら病院のベッドで目覚めたとき、私の人生観は180度変わりました。資産を「凍結」したまま死ぬのではなく、今の人生を最大限に楽しむために「解凍」する。
今回は、ベストセラー『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』の考え方を先取りし、5軒目の愛宅を手放す決断をした経緯をお話しします。過去4回の失敗を経て、私が最後に手にした「最強の武器」とは何だったのか、その答えがここにあります。
5軒目:中古戸建を手放した理由:ダイ ウイズ ゼロ
先ほど4軒目で話したように、この住まいには貯金ほぼゼロで引っ越してきました。
借金は精算して、スッキリしていたけれど、余裕資金のない状態だったので
必死で働いた記憶があります。
この家は、私の価値観ですが、いくつか自宅を転々としてきたが、
ここが一番気に入った家に住めたなぁ〜
今回こそ、生涯にわたって大切に暮らそうと思える家だった。
そんな暮らしの中で、なぜ自宅を売ろうと思ったのかをお話しします。
当時の勤務先は、サービス業の営業職ということで、わりと遅い時間まで働いていました。
時には終電で帰って、翌日9時から勤務ということもあり
ある日過労で倒れたのです。
病院では、「入院してください」と言われた。
私は脱水症状で一晩中の点滴が必要だった。
「明日も仕事なので、自宅に帰ります」と言ったのを今も覚えています。
その時に、ハッとして目覚めたのです。
私は何をしてるの?
還暦を過ぎてるのに、何のために働いているの?
お金を貯めて何するの?
そこ経験から、私の働き方が変わりました。
いまも人気の著書「ダイ・ウィズ・ゼロ」の考え方です。
子供のいない私は、資産を凍結していてはいけない。
今後の暮らし方を見直そうと考えたのです。

当時はまだ知りませんでしたが、後にベストセラーとなる『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』という本に書かれている考え方そのものでした。
私は周囲に『自分の資産は死ぬまでに使い切る!』と宣言していたのです。
快適に暮らしたい。便利な場所がいい。広い家に住みたい。
人それぞれに住まい方の好みはある。
しかし、持ち家にこだわることはない。
むしろ、60代半ばに差し掛かって、自由に活動できる年数が減ってきている私が
私が死んだら、この家は誰のもの?と考えるようになり、
今の元気なうちにお金を有効に使おうと決断した。
家は急いで売りたいわけではなかったが、気軽に不動産屋さんに声をかけると、一気に話が進んでいく。
お客さんも探してきて、価格交渉まで言われてしまった。
しかし、今までの経験で、私もしっかりと学習ができていたので、
まだ売りたい時期ではない。
この辺りの不動産価格は上昇を続けているので、もう少し先まで住むつもりです。
とキッパリ断れた。
しかし、営業マンは諦めません。
私には『複数社の見積もり』という武器がありました。
自分の家の本当の価値(相場観)をしっかり把握していたからこそ、相手のペースに飲まれず、納得いくまで交渉を続けることができたのです。
結果的に、当時の相場で、もっとも高い価格で手放すことができたと思っています。
あれから5年たち、昨年(2025年)の住宅バブルが再来しましたが、私の後悔は微塵もありません
な
まとめ
「今回の売買に、後悔は微塵もありません。」
5軒目にしてようやく、私は不動産屋のペースに飲まれることなく、自分の意志で最高値の売却を勝ち取ることができました。それを支えたのは、テクニックではなく、事前に手に入れていた「複数社の見積もり」という客観的な事実(相場観)でした。
不動産バブルが再来しても揺るがない確信。それは、自分の資産の価値を正しく知り、人生の優先順位を自分で決めたからこそ得られたものです。
全5回にわたる私の住み替え体験談は、ここで一度幕を閉じます。もし今、あなたが将来に不安を感じているなら、まずは自分の「現在地」を知ることから始めてみてください。それが人生を自由に、軽やかにする第一歩になるはずです。
(全5回・完結)
今後も不動産の売買体験を発信していきますので、
今後ともよろしくお願いします。
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